看護学生団体ION【活動報告・TSURUMIこどもホスピス見学】

TSURUMIこどもホスピス見学~家族団欒の場所~

●看護学生記者:筑波大学 3年生(2019年卒) 藤原 怜峰 (看護学生団体ION-east代表)

 

看護学生団体IONご紹介』

「看護学生団体ION(あい・おー・えぬ Incubation Of Nursing)は看護学生のみで構成され、「つながる@ナース」というコンセプトで、看護学生のキャリアへの縦の繋がりと、学校間を越えた看護学生同士の横の繋がりを作るために発足された学生団体です。

看護学生団体IONでは先日、大阪にあるTSURUMIこどもホスピスを見学してきました。

 

日本に三か所あるこどもホスピスのうち、TSURUMIこどもホスピスは日本初となるコミュニティ型のこどもホスピスで、医療機関に併設されている他のこどもホスピスと違い、運営は寄付による慈善事業として行われ、入院中でなくても登録さえできれば無料で利用することができます。TSURUMIこどもホスピスwebサイト: http://www.childrenshospice.jp/about/tch/

 

また、TSURUMIこどもホスピスは英国のこどもホスピス「ヘレン&ダグラスハウス」との交流を経て作られており、以下6つの基本方針のもとに運営されています。

①病院ではなく家である ( Home from Home )
②友として関わる ( Friendship, Tender loving Care, alongside )
③子どもが大切にされる社会を醸成する ( Children First )
④困難に見合ったリソースの配分を行う ( Fairness )
⑤財源を寄付に頼った慈善活動である ( Free standing )
⑥活動の透明性を保証する ( Transparency )

 

内部には走り回れるような大きな部屋や、おもちゃがたくさんある部屋、家族で宿泊する部屋や共有用のキッチン・ダイニングがあります。また建物は中庭を囲むように作られており、すべての部屋から緑の茂る中庭が見え、また光も差し込みます。

「病院ではなく家である」このホスピスの基本方針の一つを体現する作りになっていました。

それ以外にも、施設内に医療設備はなく、スタッフには看護師もいるものの処置やケアは行わず家族が行うとのことです。看護師他、医療系の資格を持つスタッフもあくまでこどもや家族の友として関わり、メンバー(このホスピスでは利用するこどもと家族をメンバーと呼びます。)が望みどおりに時間を過ごすことをサポートしています。

見学中やスタッフ様からのお話を聞いていて思ったのは、ここには当たり前の自由があることです。家族と過ごすこと、外に出て遊ぶこと、日差しを浴びること、同年代の友達と過ごすことなど、今の病院ではなかなか叶えられなかった当たり前がここでは実現されているように思えました。

以下、参加したバイタル(ION会員)からの感想の抜粋です。

「明るい、やさしい、やわらかいという雰囲気だった。おもちゃがたくさんあり、遊んだり好きなことをする空間だった。」

「保護者や兄弟は第二の患者。本人だけでなく家族の気持ちも理解し支えるのがスタッフであるという話があった。将来看護師として関わる時に忘れてはならない。」

「看護師になってから、病棟でのケアでは本人や家族にとって足りない部分があることを忘れず、そこを埋められる場所を調べておき、提案できるようにしたい。」

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看護学生 就活☆ラボ WEB編集チーム

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